1970年に発売されたプラレール初のSLの製品「D51きしゃ」を皮切りに、今日まで多種多様な蒸機が製品化されてきました。

1999年からは特定機の製品化が行われるようになり、2003年に実施されたプラレールリニューアル事業以降はそれが定番化され、各地で活躍する動態機の他にも静態機や現在は解体されて現存しない罐などと製品化のバリエーションが増えました。

そこで思いました。

今までどんな罐たちが製品化されてきたのだろう?」と。

ということで、これはやらねばなるまいと思ってまとめてみました。

ただ数が膨大なので、1999年から発売されてきた国産蒸機モデルの特定機だけを抜粋して紹介しようと思います。

それでは見ていきましょう。
















C53
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C53 43[梅]



97両が製造されたC53の中で、たった1両のみ流線型に改造された梅小路区の43号機。

1999年にプラレール40周年記念商品として製品化され、プラレールの中では唯一となるブリキ製モデルなのは有名な話ですね。

特定機の製品化はこのC53 43が最初でした。

本機の最大の特徴でもある流線型は、ブリキの特性を活かしたからこそ実現できたものだと思います。

プラレールの蒸機の中では唯一キャブの区名札の表記が再現されており、梅小路区の「」が表記されています。

実車は1948年に梅小路区で廃車になっています。
















D51


プラレール最初の蒸機でもあるD51。

1115両という両数の多さ故に、プラレールでもいろんな機体が製品化されてきました。
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D51 50[岩]



2009年にプラレール50周年記念商品として講談社から発売された「ぼくらのプラレール 50th Anniversary 下巻」の付録として製品化。

遂に待望のナメクジがプラレールに登場しました。

機関車本体だけが新規金型となり、昔から使われてきた形状からスタイルがこの時に一新されました。

特徴的なナメクジもよく再現されています。

番号の50はプラレール50周年という意味を込めて付与されたものだと思われますが、実車でも存在していたため新小岩区時代の姿がモデルになっています。

今のところプラレールにおけるナメクジのD51はこれだけです。

実車は1969年に新小岩区で廃車されています。
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D51 144[吹]
画像提供 : 珱涼様、幽釜の作業部屋様



2010年にデカプラレールタウンシリーズの一種として「D51レールステーション」が発売、その時に製品化されたのが吹田第一区に所属していた144号機でした。

レールステーションと同時発売になった「ライト付きD51まがレールベーシックセット」では実際にプラレールの車両としても144号機が製品化されました。

200号機と同一仕様…と見せかけて、前面は煙室ハンドルがノーマルタイプの物に、そしてテンダーはテンダーラインの白線が無かったり、後部にあるテンダー前照灯が実車同様に撤去されていたりと、新規パーツや塗装省略によって細かな部分の再現がされているのが特徴です。

実車は1970年に吹田第一区で廃車されています。
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D51 151[稲一]



2012年に「スーパー列車大集合セット 〜No.1列車がいっぱい〜」で製品化されました。

こちらは144号機のように新規で作られたパーツは無く、200号機のナンバーを貼り替えただけで、特に変わりは見られませんでした。

実車は1968年に稲沢第一区で廃車されています。
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D51 200[梅]



2003年のプラレールリニューアル事業によって、それまでD51という形式のみだったのに対して番号が付与されたりなどと様々な変更が行われました。

その時に製品化されたのが梅小路区の動態機である200号機です。

1990年代から発売されたD51の機能としてライト点灯がありますが、番号が付与された後もその機能は引き継がれました。

2012年からは機関車本体とテンダーが新規金型になって形状が一新され、リアル化が図られました。

実車は2016年から本線復帰していますが、プラレールの方では現在も本線復帰仕様に変更されることなく販売されています。

2004年に発売された「サウンドスチームD51セット」の200号機は、機体に入れた水を加熱してスチームになったのを白煙のように煙突から出すギミックが搭載されていました。

実車は1972年に中津川区から梅小路区へ動態保存のため転属し、先述の通り2016年からはC56 160に代わる本線機として本線復帰を果たしています。

2006年に準鉄道記念物の指定を受けました。
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D51 498[群]



2004年に発売されたSLだけを入れたセット「蒸気機関車 鉄三勇士」で初製品化され、それ以降はセット品のみで製品化されてきました。

2005年には200号機と同様にこちらもサウンドスチームD51として煙を出すギミックを搭載した物が発売されました。

2011年、当時実車がD51 499を模して後藤デフや鷹取式集煙装置を装備していた姿もプラレールになっています。

これを最後に製品化されていませんが、いつかは新規金型で通常仕様の498の製品化に期待したいところです。

実車は1972年に高崎第一区で廃車された後に上越線の後閑駅で静態保存、1988年からはJR東日本初の復活蒸機として動態復活し、現在も上越線や信越本線を拠点に東日本各地で活躍しています。
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D51 882[奈]
画像提供 : 珱涼様



2001年から1年間のみ発売されたディスプレイセット「ファーストトライセット くろ」に入っていた882号機ですが、プラレールのD51では一番最初に特定機として製品化されました。

当機の特徴でもあるデフの「月と鹿」の装飾も再現されていますが、実車とは異なり白色になっています。

プラレールでボックス動輪が登場する前だったので動輪はスポーク動輪を履いており、足回りは実車と異なります。

ただ、テンダーの車輪は実車同様にちゃんとスポーク車輪になっています。

ディスプレイセットではあるものの、車両には電池を入れて電動走行させることが可能で、ライト点灯機能はありません。

実車は集煙装置や重油タンクを装備した、所謂「重装備仕様」であったため、プラレールでも重装備にできる追加パーツがファンメイドのガレージキットで製作されていました。

後藤式集煙装置とドーム後方の重油タンクが各1個ずつ入ったガレージキットで、ワンタッチで着脱可能な上に旧金型のD51をベースに製作されていたため、882に限らず旧金型のD51になら乗せられるという代物でした。

実車は1973年に奈良区で廃車され、共永興業の尻無川倉庫で保管された後に麒麟山真龍寺の境内に静態保存されています。

現在もデフに付いている月と鹿のマークは健在です。















B20


限定品のみで製品化されたため認知度はあまりないようです。
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B20 10[梅]



2003年に梅小路区で行われたプラレールイベントで先行販売され、その後はプラレール博限定品として発売されました。

B20と言えば「豆タンク」という愛称が付くほど小柄で可愛らしい罐ですが、プラレールではいろんな都合でどうしても車体が大きくなってしまいます。

タンク機とは言え、テンダー機の機関車本体と同じ大きさになっているのが残念ですが、実車のイメージはよく捉えていますね。

梅小路区で動態復元された後の姿がモデルです。

実車は1972年に鹿児島区から梅小路区へ動態保存のため転属、1979年に廃車されて静態保存になりますが、2002年に梅小路蒸気機関車館開館30周年を記念してボランティアによる動態復元が行われて復活、現在も車籍は無いながらも時折走る姿を見ることができます。

2006年に準鉄道記念物の指定を受けました。















8620


9600と並ぶ大正の名機である8620。

現在のところ、プラレールでは熊本区の58654と無限列車が製品化されました。
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58654[熊]



2009年に「SL人吉」として初製品化されました。

化粧煙突や門デフなどと8620や九州の蒸機の特徴がよく再現されています。

2018年にSL大樹と置き換わる形で廃盤になりましたが、翌年からプラレール博限定で再販されました。

プラレール博限定品の方はSL人吉の前に牽引していた「SLあそBOY」となり、前面のヘッドマーク台座が無くなる程度の金型改修が加えられています。

2024年には「ありがとう!SL人吉」として再販され、HM台座が復活したほか、赤ロッド装備やキャブの製造銘板追加などとS品番時代とは打って変わってより実車に近づいたプロポーションになりました。

実車は1975年に湯前線におけるSL最終貨物列車を牽引した後に人吉区で廃車され、矢岳駅構内の人吉市SL展示館でD51 170と共に静態保存。

1988年からはSLあそBOYの牽引機として動態復活しますが、台枠損傷により2005年に引退、それでも不死鳥の如く再び復活を遂げて2009年からはSL人吉の牽引機として活躍していましたが、2024年3月で再度引退。

今後、本機は動力を圧縮空気に変え、古巣の人吉区構内で動態保存される予定です。
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8620 (無限列車)



2020年公開の映画「鬼滅の刃 無限列車編」の劇中に登場した無限列車の牽引機である8620もプラレールで製品化。

無限列車の牽引機のモデルは青梅鉄道公園に静態保存されているトップナンバーの8620となっており、おそらくこちらも8620だと思われます。

プラレールでは初となるデフ無しハチロクで、満を持しての登場でした。

あそBOYで誕生したHM台座無し58654がベースとなっており、ボイラー前頭部を新規製作されたデフ無しタイプに交換して再現されています。

プレートは劇中同様に前面だけで、四隅にボルトの再現もされているのがポイントです。

金型の都合上、キャブ裾がS字ではなく乙字だったりテンダーの形状や重油タンクの存在などとプラレールでは車体の細かな形状が異なってしまいますが、乙字キャブやテンダーの形状が同じである梅小路区の8630も無限列車として実際に化けたので、この製品を8620と見るか8630と見るかは購入者次第です。

アニメの劇中に登場する国産蒸機牽引の列車がプラレールで製品化されたのは後述の銀河鉄道999以来だと思われます。
















C11


C12と並ぶタンク機の決定版と言えるC11。

これまで製品化されてきたものは偶然にも全て北海道形でしたが、325号機が製品化されたことによって東北形も仲間に加わりました。

北海道形は金型流用の関係からゴールバンカーの欠き取りがありません。
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C11 171[旭]



2002年に発売された「僕の街の電車セット 北海道」で製品化されたC11 171。

同時にプラレールでC11が初製品化されたのもこの時でしたね。

ボイラーからコールバンカーまでの一体成型部分は当時のC12の物、それ以外は新たに設計した物を組み合わせて登場しました。

2008年にはプラレール博限定品として再販されています。

実車は1975年に釧路区で廃車された後に標茶町桜町児童公園で静態保存、1999年からはSLすずらん号の牽引機として動態復活しました。

現在は冬季に運行されるSL冬の湿原号しか運用が無いため、旭川区から釧路区へ転属して活躍しています。
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C11 207[今]



2018年、SL大樹の運行開始1周年と同時発売になったプラレールのSL大樹。

カニ目で有名なC11 207ですが、プラレールでもその特徴がよく再現されています。

171に次いで207も製品化され、北海道で活躍するC11がプラレールで揃いました。

煙突には回転式火の粉止めと皿の形をしたカバーも付いています。

この製品からナンバーがシールではなく印刷になり、以降に新規で発売されているSLはプレートが印刷へ変更されました。

実車は1974年に長万部区で廃車された後に静内町の山手公園で静態保存、2000年からは由緒あるニセコの名を引き継いだSLニセコ号の牽引機として動態復活しました。

2014年に北海道で引退後、2017年から東武鉄道鬼怒川線のSL大樹の牽引機として東武鉄道に貸出されて活躍しています。
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C11 227[新] [大鐵]



2014年に大井川鐵道を走りだしたきかんしゃトーマス号。

プラレールでも「大井川鉄道きかんしゃトーマス号」で製品化され、トーマスに化けたC11 227が登場しました。

大井川鐵道の蒸機がプラレールになるのはこれが初でした。

実車はトーマス以前にも様々なキャラクターに化けてきましたが、プラレールで製品化されたのはトーマスのみです。

デフ無しのためC12の金型を上手く活用しています。

実車は1975年に釧路区で廃車後、大井川鐵道に譲渡されて翌年からSLかわね路の牽引機として活躍を始めました。

日本における本線復活蒸機の第1号です。
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C11 325[今]



2021年に東武商事限定プラレール「東武鉄道 SL大樹 C11形325号機」として製品化されました。

煙突やボイラー前頭部、煙室扉周り、点検窓の開口があるデフは新規で作り替えられており、C11 207との差別化がしっかりとされています。

ボイラーとデフの間にある壁はC11 207と比べて半分ほど省略されているので見栄えがよくなっています。

大樹のHMは付属品であるHMシールの貼り替えで大樹ふたらに変更することも可能です。

実車は1972年に米沢区で廃車後、新潟県水原町の水原中学校で静態保存され、1998年に真岡鐵道でC12 66の予備機として動態復活しました。

2020年の夏にSLもおかの運用から退き、東武鉄道に譲渡されて現在はSL大樹の牽引機としてC11 207と共に活躍しています。

プラレールのC11においては初となる東北形です。
















C12

プラレールでC12は1973年から幾度も製品化されてきており、D51と並んでその歴史は長いです。

そんな長い歴史があるにも関わらず番号まで付与されているのは2つしかありませんが、そのうちの1つは架空機になっています。
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C12 50



プラレール50周年記念のメイン商品でもあった「50周年記念 C12蒸気機関車 アーチ橋とレールセット」で製品化されました。

50という番号は50周年にちなんだものだと思われます。

このセットからC12が新規金型に変更されてリアル化が図られ、2011年からは番号をそのままに1両編成シリーズで単品発売され今日に至っています。

また、海外限定販売のベーシックセットでは当機と貨車2両が入った物が存在します。

実車は1960年と早々に廃車されており、そのためか写真も少ないです。

厚狭区宇部駐泊所の最終在籍SLでした。
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C12 514



2022年から展開されているESシリーズとして製品化されました。

ESシリーズではあるものの、50号機と同様の金型を使用しているため造形に違いがあるわけではありませんが、シールによって差別化されています。

塗装は煙室ハンドル以外は省略されており、ナンバープレートと前照灯とキャブ前面窓はシールでの表現になりました。

ここはESシリーズの特徴でもあるシールを自分で貼る作業が必要になります。

特にキャブ前面窓が表現されているシールには50号機には無い上部の丸窓があります。

機番は架空の514号機で、なぜこの番号になったのかは謎です。

実車は当然ながら製造すらされていません。















C56


現在も活躍している2機の動態機が製品化されています。
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C56 160[梅]



2008年に発売された「SL北びわこ号」でプラレール初登場となったC56。

ラストナンバーで梅小路区の160号機が製品化されました。

特徴的なテンダーもしっかり再現されています。

西日本地区のみ限定品として発売された山口鉄道部仕様のC56やまぐち号では、実車同様に煙突上部の回転式火の粉止めまで再現されました。

また、前面のダミー連結器と一体になっているカバーを外すと連結器が追加できるようになり、重連などを組むことができます。

実車は1972年に動態保存機として七尾区から梅小路区に転属し、1980年の北海道鉄道100年記念列車牽引を皮切りに、全国各地の国鉄•JR路線や私鉄路線に出張運転を行なっていました。

1987年からはC58 1に代わってC57 1の予備機に選ばれ、やまぐち号の牽引も携わるようになり、さらに1995年からは北びわこ号の牽引機としても活躍を始めました。

2018年に惜しまれながら本線運用から退き、新たに本線復帰したD51200にその座を譲って梅小路区の構内運転用に転身したものの、C57 1と並んで1939年の製造から現在まで一度も車籍を抜かれていない現役蒸機でもあります。

2006年に準鉄道記念物の指定を受けました。

プラレールでは2021年にEF200と置き換わる形で廃盤になってしまいました。
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C56 44[新] [大鐵]
画像提供 : 楓交通局様



2017年発売の「大井川鉄道きかんしゃジェームス号」で製品化されたC56 44。

大井川の蒸機ではC11 227に次ぐ製品化でした。

C11トーマスとは違い、こちらはなんと機関車本体が新規造形で、キャブの背面には実車同様のモールドが足されていたり、戦時供出された44号機特有のキャブ屋根の切り詰めなどと言った細かな部分までしっかり再現されて160号機との差別化が図られました。

実車は戦時供出された90両のうちの1両で、1979年にC56 31と共にタイから日本へ帰国し、当機は大井川鐵道に譲渡されて動態保存されました。

長い休車期間やタイ国鉄時代の姿へ復元などといった期間を経ながらも大井川の地で活躍し、2015年にはトーマスに次ぐキャラクターとしてジェームスに変身。

現在はジェームスの姿のままで休車になっています。















C57


プラレールの蒸機の中では一番よく実車の容姿を再現していると言っても過言ではないC57。

C57特有の優雅でほっそりとした美しい姿を再現すべく、動力を機関車本体ではなくテンダーに積んだことから「テンダードライブ」と呼ばれています。

テンダーに動力を積んだことにより、キャブにプラキッズを乗せたりすることも可能になりました。
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C57 1[梅]



C57が初登場したのは2004年に発売された「蒸気機関車 鉄三勇士」でした。

トップナンバーである梅小路区の1号機が製品化され、集煙装置を搭載した当時のスタイルで製品化されました。

その後、通常ラインナップの仲間入りを果たして現在に至っています。

テンダードライブのためテンダーがやや大きめになってしまっているのが残念ですが、機関車本体に関しては一番よく出来ています。

2010年頃から実車の集煙装置は外されましたが、プラレールでは未だに搭載されていてロッドやプレートは赤のままで変更されていません。

ただ西日本地区のみで発売された山口鉄道部仕様の限定品では集煙装置が無い姿なども製品化されています。

実車は1972年に羽越本線でお召し列車を牽引した華々しい経歴の持ち主で、千葉で鉄道100年記念列車を牽引した後に動態保存機として梅小路区へ転属。

その一方、羽越本線で大破した脱線転覆事故や京阪100年号で人身事故の当該機になってしまうなどと言った不祥事も起きており、山あり谷ありの生涯ですが、その度に復活をしてきました。

様々な苦難を乗り越え、1979年にはSLやまぐち号の牽引機に抜擢されて山口線を走りだし、現在まで続く国鉄•JR路線のSL動態保存列車の礎になりました。

西日本各地への出張運転はもちろん、1996年からはSL北びわこ号の牽引も務め、度重なる故障や災難が付き纏いつつも現在は山口線でSLやまぐち号を牽引しています。

C56 160と同様、1937年に製造されてから今日に至るまで一度も車籍を抜かれていない現役蒸機です。

2006年に準鉄道記念物の指定を受けました。
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C57 135[岩]



2007年に鉄道博物館開館記念として、展示車両のメインであるC57 135が単品で発売されました。

特徴はなんと言っても別パーツで再現された密閉キャブです。

密閉キャブのパーツ背面にはキャブ内の様子がシールで再現されています。

細かな違いとして、1号機や180号機にあるテンダーの重油タンクが実車同様にありません。

ただしデフは切り詰めではなく原形です。

こちらもデフの点検窓が開いてるのと開いてないのが存在します。

現在は鉄道博物館限定で販売されています。

実車は1975年に室蘭本線で国鉄におけるSL定期最終旅客列車を牽引しており、翌年に岩見沢第一区で廃車された後は交通博物館のメイン車両として当館に静態保存されました。

2005年に交通博物館が閉鎖、その後は新たに開館した鉄道博物館に移設され、ここでもメイン車両として展示を開始。

現在は館内の入換を考慮して足回りの稼働と圧縮空気による汽笛吹鳴が可能な状態で展示されており、館内にその汽笛を響かせています。
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C57 180[新]



2005年に発売された「C57 SLばんえつ物語号セット」で製品化されました。

通常煙突のC57が一般販売品で登場したのもこの時です。

2009年には「C57 180号機蒸気機関車ベーシックセット」として再販されました。

密閉キャブではないのでキャブ内にはプラキッズを乗せることができます。

こちらもデフの点検窓が開いてるのと開いてないのが存在します。

実車は1969年に新津区で廃車後、新津第一小学校に静態保存されましたが、1999年から磐越西線でSLばんえつ物語号の牽引機として動態復活を遂げました。

現在は磐越西線を走っていますが、時には羽越本線や上越線にも顔を出して臨時列車を牽引することがあります。















C58


C58は1972年に初めて製品化され、独自に設計されたボックス動輪やダミーの第二動輪、そしてテンダーを繋いだりと、当時発売されていた蒸機とは差別化が図られました。

時は流れて2015年、盛岡区の239号機が製品化されたことによってプラレールにC58が帰ってきました。
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C58 1[梅]



京都鉄道博物館開館記念として2016年に単品で発売。

実車は1度もお召し列車を牽引した経歴が無いのになぜかお召し仕様にされていたので、プラレールでもお召し仕様で製品化されました。

テンダーの重油タンクやその周りの傾いた板など細かな箇所まで再現されています。

現在の実車のテンダーには、やまぐち号時代に使っていた集煙装置が乗っていますが、プラレールでは石炭が積まれています。

その他にもデフの鳳凰がモールドで再現されていたり、菊の御紋章やランボード上の手摺が別パーツで付いていたりとこれまでの蒸機とは雰囲気がちょっと違う製品です。

また、当機の製品化で歴代のやまぐち号の牽引機が全てプラレールに登場しました。

実車は1972年に動態保存のため北見区から梅小路区へ転属し、1979年にはC57 1の予備機としてSLやまぐち号の運用にも入るようになりました。

山口線の他、横浜臨港線や豊肥本線にも出張運転を行いましたが、ボイラーの老朽化と国鉄の財政難による全検費用が出せないと言った悲運が重なり、1984年に本線運用から退いて梅小路区へ戻りました。

1986年に廃車後は静態保存され、しばらくはやまぐち号時代の姿を留めていましたが、数回の仕様変更を経てお召し仕様になりました。

現在は装飾類をC51 239に移設したため、お召し仕様とも言い難い状態で静態保存されています。

2006年に準鉄道記念物の指定を受けました。
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C58 239[盛]



1972年以来、実に43年ぶりにプラレールへ帰ってきたC58。

2015年に発売された「いっぱいつなごう C58 SL 銀河セット」で製品化されました。

発売当時、2度の発売延期があったのは有名な話です。

特徴的な前照灯のWシールドビーム、アンテナ、テンダー内部に埋め込まれた重油タンクなど細かな箇所まで再現されています。

2023年には再販もされ、再販版ではプレートの色が黒から青に変更、さらに煙室ハンドルや給水温め器の縁に金色の色差しが施された仕様で登場しました。

プレートの色違いで同一機が発売されたのはC57 1以来となり、青プレはプラレール史上初になります。

実車は1972年に八戸区で廃車後、岩手県営運動公園に静態保存されましたが、2014年から釜石線でSL銀河の牽引機として動態復活しました。

残念ながら2023年の6月でSL銀河が運行終了となり、現在は盛岡区のSL検修庫内で動態保存されていて時折火が入れられていますが、2025年2月をもって静態保存へ移行する予定です。


















C61


マイナーな機関車でもあるため、今までなかなか製品化されてきませんでしたが、20号機が動態復活してからはようやくプラレールにも登場しました。
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C61 20[群]



2012年に通常ラインナップ品で20号機が製品化されました。

C62に次ぐハドソン機の登場です。

ライト点灯機能が搭載されています。

復活後の姿がモデルになっていると思われますが、テンダーに埋め込まれた重油タンクなどが無いので不明です。

実車は1973年に宮崎区で廃車後、伊勢崎市の華蔵寺公園で静態保存されましたが、2011年にD51 498の予備機として動態復活し、D51 498と共に上越線や信越本線を中心に活躍している他、東日本各地の路線にも出張運転をしています。















C62


1978年にD51の金型を流用して2号機を模したモデルが製品化されました。

2003年に発売されたサウンド重連セット以降は、金型から何もかもが一新されたハイクオリティーのC62が登場し、それからはセット品などで製品化されています。
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C62 1[梅]
画像提供 : 珱涼様



2003年に発売された「サウンドC62重連セット」で製品化され、動力車ではなくサウンド搭載車でした。

前面には連結器が付いており、同封の2号機との重連などができました。

非売品ではスケルトンモデルが存在します。

山陽形C62の雰囲気は十分に出ているものの、特徴でもある前端梁の埋め込み式標識灯はありません。

テンダーは後部パーツ以外は共通の金型を使っているので重油タンクが乗っていること、そしてランボードの白線が無かったり赤ロッドを付けていないため製品化された当時の実車と製品では姿が異なっています。

実車は1967年に広島区で廃車後、梅小路区で保存予定だったものの2号機の人気によって候補から外され、小郡区や広島工場での保管を経て1976年に広島鉄道学園で静態保存されたと共に、準鉄道記念物の指定を受けました。

1987年に学園が廃止されてからしばらくは敷地内に放置されていましたが、1994年に元の保存予定場所だった梅小路区へ移設され、復元作業を施した後に静態保存されました。

現在はボロボロだった外観のお色直しが施されて綺麗な姿に蘇り、2012年から黒く塗りつぶされていたランボードの白線が復活して当機が製品化された当時の姿に戻っています。
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C62 2[梅]



1号機と同じく2003年に発売された「サウンドC62重連セット」で初製品化され、こちらは動力車でした。

同セットの発売以降も4度製品化されています。

最大の特徴、デフに輝くつばめのマークことスワローエンゼルもしっかり再現されています。

梅小路区で活躍する姿がモデルになっていますが、重油タンクが乗っているため北海道形とも言えます。

こちらも非売品でスケルトンモデルがあります。

ライト点灯機能搭載の動力車でしたが、2016年に発売された京都鉄道博物館開館記念のセットではライト点灯機能が消え、テンダーの石炭モールドがチープな物に変更されています。

2019年に発売されたセットではサウンドギミックが搭載された関係で金型が一新され、また動力はテンダードライブ化されてしまったので実車のイメージと大きくかけ離れてしまいました。

実車は東海道本線の特急つばめ、そして3号機や他のC62と重連で先頭に立った函館本線の急行ニセコを牽引し、その人気度の高さから1972年に動態保存機として小樽築港区から梅小路区へ転属。

1972年と1973年にはSL白鷺号としてかつて走った東海道本線を爆走しましたが、残念ながら本線運用はそれのみに留まってしまいました。

その後はもっぱら構内運転用として活躍し、1979年に車籍抹消されるものの引き続き動態保存され、国鉄民営化直前に車籍が復活。

西日本管内に限らず、かつては大宮工場や品川駅と言った東日本管内のイベントにも登場していましたが、現在はSLスチーム号の牽引機として他の動態機と共に活躍しています。
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C62 3[築]



2004年に「蒸気機関車 鉄三勇士」で初製品化されました。

ライト点灯機能が搭載されています。

当時既に本線から退いて数年経っていましたが、C62ニセコ号として活躍していた頃の姿がモデルになりました。

北海道形で、2号機と3号機のゴールデンコンビがプラレールで登場したのもこの時です。

金型の都合上、煙室ハンドルが違ったりやや左側に寄った重油タンクは再現されていません。

2014年にはプラレール博限定品として再販されました。

実車は1976年に小樽築港区で廃車後、北海道鉄道記念館で静態保存されましたが、1987年の国鉄民営化イベントで小樽築港区の匠によって動態復元され、命を吹き返しました。

その後は本線運用に復帰させるべく苗穂工場で本格的な動態復元が行われ、1988年から北海道鉄道文化協議会が運行するC62ニセコ号の牽引機として本線復帰し、費用面やその他諸々の問題が顕になる1995年まで函館本線をかつて走っていた頃と同じ姿で爆走しました。

翌年には再び廃車となり、廃車後は苗穂工場内にある北海道鉄道技術館で静態保存されています。

2010年に準鉄道記念物の指定を受けました。
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C62 17[名]



2011年にリニア鉄道館の開館記念で単品発売されました。

リニア鉄道館開館記念とは言っているものの、実際に製品のモデルになっているのはおそらく東山動植物園で保存されていた頃です。

1号機と同じく山陽形ですが、前端梁の埋め込み式標識灯はありません。

金型の都合上、実車には無いテンダーの重油タンクがあります。

実車は1954年に木曽川橋梁の耐荷重試験計測で129km/hを記録しており、これは日本の蒸機においては最速スピードで現在もこの記録を保持しています。

1971年に稲沢第一区で廃車後、東山動植物園で静態保存されましたが、2010年にリニア鉄道館へ移設されて翌年から同館のメイン車両のうちの1両として展示されています。

移設時の整備で美しく磨き込まれ、さらに前面のナンバープレート位置を少し下げたり、前端梁の埋め込み標識灯撤去や一部のボイラーの配管類などを撤去し、可能な限り名古屋区時代への復元が行われました。
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C62 18[名]
画像提供 : はるっきー(古典機過激派)様



2006年に発売された伝説的なセット「歴代つばめスペシャルセット」という完全に大人向けなセットにて製品化されました。

宮原区の2号機に付けられたつばめのマークとは対照的に、名古屋区の18号機には顔がやや下に向いているつばめのマーク「下がりつばめ」が付けられていました。

プラレールでもその特徴はしっかり再現されています。

前面にはつばめのヘッドマークもシールで付いています。

現状、プラレールのC62の中で唯一の東海道形です。

実車は名古屋区から梅小路区へ転属する際に下がりつばめマークは外されており、1968年に糸崎区で廃車後は保存されずに解体されてしまいました。
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C62 50(銀河鉄道999)
画像提供 : はるっきー(古典機過激派)様



2005年に発売された「銀河鉄道999」で製品化されました。

実車ではなくアニメ作品からの製品化でした。

C62はテレビアニメ版の50号機で、架空の番号になっています。

劇中の50号機は車体色がグレー気味でしたが、製品では他のC62と同様に黒色で成型されていました。

ヘッドマークの999、デフのGE999のマーク、テンダー側面のエンブレム、そしてテンダー後部にある機関車へ繋がる通路口まで再現されている気合いの入ったものでした。

短期間の発売だったようで、知る人ぞ知る製品になっているようです。















その他 (PGK)


9600
※未所有のため画像無し





9600はタカラトミー公式から発売されたプラレールではなく、関西の原型師様が製作されたプラレールガレージキット(PGK)で発売されました。

通常販売されているプラレールとは違い、黒いレジンキャスト製で、ボイラーとキャブが一体になったカバー部分とテンダーがセットになっていました。

完成には動力源になる旧金型のC12の足廻りが必要で、C12のカバー交換とテンダーを連結して初めて完成する物でした。


C12を使う関係からランボードやキャブの形状が実車と異なりますが、中央のみ2段化されたランボードやその下にある元空気溜、増炭板も付いたテンダーなどと細かな箇所がよく再現されているお陰でしっかり9600になっています。

モデルは梅小路区の9633だと思われますが、付属のナンバープレートのシールはトップナンバーの9600です。



























このような感じです。

何個かは未所有だったり画像が見つからなかったりで画像がありませんでしたが、数の多さは伝わったでしょうか。

こうして見ると本当に多いですね。

12形式31両あります。

役に立つかどうかはわかりませんが、もし役に立つのであれば幸いです。












画像提供

珱涼様
楓交通局様
幽釜の作業部屋様

はるっきー(古典機過激派)様












※提供写真を除く掲載写真のほとんどは自分が手を加えた改造車両であるため、製品の状態とは異なる場合があります。